実は、トップセールスの価値というのは、セールストークの巧拙や、商品知識の豊富さや、押しの強さなどではありません。 彼らの本当の価値は、そして常に成績上位にいられる理由は、 「意味のある相手に会うための仕組みを持っている」 ということにあるのです。 なぜなら、いくらセールストークが巧みでも、ニーズのない相手には聞く耳を持っていただけないからです。 そんな人は、どれほど営業スキルが優れていても、売り込みなど不可能です。 逆に、相手がニーズを持ってさえいれば、少々話が下手でも、真面目に話を聞いていただくことができるので、見込み客にできる可能性があります。 場合によっては、「立て板に水」の営業トークより、朴とつとした話し方の方が好感を持たれることもありますから、実は、営業スキルはそれほど関係ないのです。 要は、小手先のテクニックなどではなく、買う気のあるお客様に効率よくコンタクトできるかどうかが勝負の分かれ道なのだ、ということです。 売れている営業は例外なく、この「買う気のあるお客様」を呼び寄せているのです。 しかし、多くの「普通の」営業マンは、“そのこと”に気づかないまま、商品知識や話術などのスキルばかりを一所懸命に詰め込んで、ニーズがあるかどうかも分からない相手に、ただ“突撃”をくり返しているので、いつまで経っても「売れている人」との差を埋めることができないのです。 少し考えてみてください。 あなたの周囲にも、どういうわけか「始めからニーズを持ったお客様が、まるで吸い寄せられるようにやって来る」という営業が、1人くらいはいないでしょうか。 そしてそのような現象が、なぜかその人にばかり起きてはいませんか? あなたはそれを見て、どのように感じているでしょう。 「あの人は運がいいだけだ」 「きっと、親や親戚などに特別なコネがあるに違いない」 「お客様の中に、偶然顔の広い人がいたというだけの話ではないか」 そのような場合もないとは言いませんが、多くの場合、そうではありません。 彼らには、お客様を引き寄せるための戦略があるのです。 ここから、その秘密を少しずつ解き明かして行きたいと思います。